こんな家が出来ました

管理人手作りの家

排水管について


家は、中で人間が生活しますから、水や空気を外の世界とやりとり出来る仕組みが必要です。

給水、排水、給湯、換気、断熱というものをちゃんと考えなければなりません。

これが、家と、物置や小屋なんかとの決定的な違いなのだと私は思っています。 ←エラソーに言うな (^^ゞ

  とまぁ、理屈はそのとおりなんですが・・・・




木を切り刻んで家の形をつくることは頑張ればなんとなく出来そうなものの、

給排水のことや換気のこと、まして給湯のことなど、建築業界と全く関係ない私などは、何をどう施工したらいいものやら皆目検討がつかなかったのであります



おそらくほとんどの素人の人は、もしも自分で家をつくろうと考えた場合には設備との取り合いが、一番わからない部分ではないかと思います。



どの段階で何をどう施工しておくのか?


常識的に考えて、給水管と排水管は地中に埋めるものだから、基礎工事の段階でやっておくべきものだと分かりますよね。


業者が住宅を建てている現場を覗いてみると、基礎コンクリートが出来たときには必ず何かの管がたくさん埋め込まれていて、土間コンから顔を出しています。


素人のセルフビルドでも同じようにすればいいのですが、

実はここで問題が・・・・




私のところのように自家水道なら別ですが、公共の水道管と繋ぐ給水工事をするには自治体指定の業者でなければ出来ないことになっているようです。


では水道工事だけでも業者に依頼すればいい・・・ということになりますが、

仕事を依頼するためにはどういう工事をしてほしいか発注者が業者にきちんと伝えなければならないわけで、


どの位置に給水管、給湯管を立ち上げるのか?

どの位置に排水管(トイレの汚水、キッチン、お風呂、洗面所、洗濯機の雑排水)を立ち上げるのか?



これらの位置をはじめから正確に割り出すのは結構難しいんですよね。セルフビルドの場合は。


なにしろキッチンや洗面所の詳しい仕様なんて、はじめからきっちりと分かっているわけではないですからね。




それに、自分で休日だけ使って基礎工事をしている最中に、基礎工事と密接に関係のある給排水工事を業者に依頼した場合、業者の方としては相当やりにくいのでは?


こちら側も、「ここの土は邪魔だけど埋め戻してもいいのかな?」
なんて、いちいち考えながら工事を進めなければならず、のんびり気楽に自分のペースで・・・というわけにもいかず、お互いかなりやりにくそう。



私はどうしたかというと、給排水工事などは業者に頼みましたが、工事を依頼したタイミングは家がほとんど出来て床仕上げをする前、天井を貼る前の段階でした。


ダラダラと工事を分割したりせず、全部一気に発注です。


そんなに後になって水道関係の工事をして大丈夫なのか? と思われるかもしれませんが、大丈夫です。


結論をいえば、如何様にでもなる。どうにでも出来る・・といった感じでした。


ただもちろん、それが一番いい方法とは思いません。


セルフビルドであっても、当初の設計を詳細にわたってきっちりと組んで、水道業者に依頼するにしても連絡調整をうまくやるとか、

若しくは建てる場所が山奥などで公共水道じゃないなら、知識を得て自分で水道工事をするとか・・・もっといい方法はあると思います。


でも私のしたやり方を参考までにご紹介します。




まずは
 排水管 について


ほかのものはともかく、排水管だけは基礎コンクリートをつくる際に考えておいたほうがいいです。


管は必ず基礎コンクリートを貫通して外に出るので、基礎コンクリートに穴があいていなければならないわけです。


外壁に穴をあける程度なら自分でも比較的簡単に出来ますが、厚さ15センチの鉄筋コンクリートに排水管を通すための穴を後からあけるのは、ハンマードリルなどの専門工具がないと出来ません。


だから基礎コンクリートをつくる際に、はじめから穴をあけておくのですが、

型枠の中に丸でも四角でもいいから何か枠になるものを挟み込んでおいてコンクリートを流し込みます。


こういうのを
スリーブといいます。スリーブの径は、当然排水管の太さより一回り大きなものにします。


一般的に使われる住宅の雑排水の管はφ50なそうですが、私はφ65の塩ビ管を使いましたので、この排水管が通る大きさにスリーブをつくっておきました。



スリーブの高さ位置はどうしても基礎コンクリートの立ち上がりの根元付近になるため、生コンを打ったときにスリーブの周りに十分隙間なく生コンを行き渡らせないと、型枠をはずしたときに「ジャンカ」が発生しやすいのです。


だから生コン打ちのときは特にスリーブ周りや、床下換気口周りに気をつけて十分に締め固めるようにします。



さてスリーブの位置ですが、排水管はやたらと曲がりを設けないほうが「つまり」防止の面からもメンテナンス上からも良いで、外の汚水枡や浸透枡に直線でつながる位置に設けます。


そうしておいて、基礎ができた後はせっせと家本体をつくる工事を進めました。


スリーブに最初から管を通しておいてもいいんですが、床下にもぐって工事できるようにさえなっていればいつでも通せるから大丈夫。


逆にまだ屋根や外壁もできていない頃から管を敷設しておくと、長い月日のうちに石をぶつけたり材木をぶつけたりして破損するかもしれません。




私は排水管については自分で施工しました。

塩ビパイプを繋ぐだけなので、パイプを切って接着面をきれいにし、接着剤をつけてエルボやソケットを繋いでいくだけの簡単工事です。


給水管と違い、特に水圧がかかるわけでもないし、勾配さえ気をつけていれば面倒なことはありません。


そうしておいて、床下地を貼るときに、お風呂や洗面所、洗濯機などの排水位置にパイプを床上に出しておくのです。



排水管の勾配はどのくらいがいいのでしょうか?


藤門弘著「ハンドメイドハウス」によると、目安としては管径の逆数、
つまり径50ミリの管であれば 50分の1 つまり2%ということになります。



  ・・・意外に緩いもんですね。




このことについて、私は水道屋さんに聞いてみたことがあるのですが、

「排水管ってのは、もっと急なほうがいいんではないのですか?

勾配が急なほうが勢いよく流れて、つまることもなさそうだし、例えば2階からの排水管なんかは45度くらいにしたらどうなんですかね?」


  それに対して水道屋さんが答えるには


「あまり急だと水だけが先に流れて、固形物が取り残されてしまうのさ。

2%くらいだと、水といっしょになって細かい固形物も流されるから丁度いい。

30度とか45度とか、そういう勾配にはしないもんだ。

2階からの排水管は2%で壁際までもっていって、あとは直で落とすのさ。」


このときは私と、たまたま一緒に現場にいたガス屋さんが


   「ふーん、そうなんですか。」


と二人揃って感心したものでした。



セルフビルドのための豆知識
 【目次】


設計って、何をすればいいの?(1)

設計って、何をすればいいの?(2)

家の設計図を描くには?

必要な図面の種類とは?(1)

必要な図面の種類とは?(2)

欠陥住宅にならないか?(1)

欠陥住宅にならないか?(2)

欠陥住宅にならないか?(3)

道具は何が必要?

バックホウを運転するには?

バックホウ運転資格取得講習体験記

生コンの「配合」って何?

鉄筋を加工するには?

工期が長いのは悪いことか?

「力」が必要なのはどの部分か?

重い材料を扱うには?(材木)

重い材料を扱うには?(屋根材)

重い材料を扱うには?(壁材)

模型をつくろう(1)

模型をつくろう(2)

模型をつくろう(3)

墨付けの原理

墨付けの道具(1)

墨付けの道具(2)

継ぎ手と仕口

丸ノコの話

基礎工事の材料、価格などについて

木材の手配(材木の価格、柱など)

木材の手配(人工乾燥材について)

木材の手配(集成材について)1

木材の手配(集成材について)2

材木の種類や寸法について

木材の手配(梁や土台について)

アウトレット建材店からの資材購入について

建築資材の手配について

トップライトの話

屋根の勾配のことなど

屋根工事の話

設備との関係

電気配線工事の話(1)

電気配線工事の話(2)

第二種電気工事士の資格を取るには? 筆記試験編

第二種電気工事士の資格を取るには? 技能試験編

自分で電気配線工事をする手順





工事の様子 【目次】 

基礎工事(1)

基礎工事(2)

住宅模型と、構造材の加工

軸組み

屋根

壁の下地

窓サッシ

外壁

床下地

階段

電気配線

電話線

断熱材

24時間換気システム

換気扇

水道・排水・浸透枡

トイレ

風呂(ユニットバス)

内装壁

天井

フローリング

建具ドア

自作網戸




さまざまDIY  【目次】

収納棚

押入れ

猫トイレ






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