引き出しを作る(スライドレール使用)

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DIYで作った引き出し
ロフト階段を自作した際に出来た、巾50センチ、高さ1メートル、奥行き45センチほどの階段下空間を生かすため、引き出し収納を作りました。

一口に引き出し(抽斗)といっても、大きく分けて次のタイプに分かれます。
1、スライド方法による違い
① 桟木によるスライド
② スライドレールを使用する


2、前板のおさまりによる違い
① 前板がキャビネット本体の内側にぴったり収まる
② 前板がキャビネット本体の前に出る。(いわゆる『かぶせ』)


技術的にはどっちも①のほうが②より難易度が高いです。より高い精度が要求されます。

・・で、今回作るのは当然(笑)、②のタイプ
即ち、スライドレールを使用した、『かぶせ』タイプの引き出しです。
このタイプは、やり方のコツさえ分かれば、誰でも失敗なく、見栄えよく完成させることができるはず。(^^)

スライドレールの取り付け

製作前のキャビネットこれが引き出しを作る前の状態。
ロフト階段本体だけが出来ています。

この階段下スペースは、巾が約50cm、高さ約1m、奥行き約45cmあります。

一般にスライドレールの長さは250、300、350、400、450、500、550、600 というふうに5cmごとに商品があるので、今回は、スペースの奥行きが45cm弱ということで 400mm長さのものをチョイス

引き出しは6段作る予定です。

何も問題なければ、キャビネット本体(この場合はロフト階段の縦板そのもの)に、直接スライドレールを取り付ければいいのですが・・・

画像右上に見える、『手すり受けの付け柱』のために、この部分は引き出し前板を『かぶせ』で収められません。

スライドレール取り付けのための下地そのため、スペースの内側に、画像のような調整材を取り付けました。

横に付けたのが、スライドレールの下地

縦に付けたのが、引き出しを閉じたときに前板がぶつかることになるストッパーです。
(本来はキャビネット本体の側板がこれに相当するんだけど、今回は前記の事情があってこうなりました。)

水平器を使い、水平ラインを引くスライドレールの取り付けラインを墨付けしています。

正確に水平であることはもちろん、左右の高さがズレてもいけないですね。
水平器を定規がわりにして線を引いた後、左右の線の『床面からの高さ』をチェックします。
① 右の前、② 右の奥、③左の前、④ 左の奥
この4つがすべて同じ高さであることを確認

スライドレールのビス留め位置を正確に出すスライドレールをビス留めする位置を、ストッパー付きスケールで正確に出しています。

位置は、スライドレールの説明書にミリ単位で記載されているので、それに忠実に・・・

今回はレール1本につき、ビス4本で固定しました。

錐でビス留めの下穴をあけるビス打ち位置に、あらかじめ錐で下穴をあけています。
下穴は深くなくていいいです。ビスの入る先端位置のガイドみたいなモンだから。

これ無しでビスを打つと、木目の影響などで微妙にズレたり曲がったりすることがあり、そうなってしまうと、せっかく墨付けがきちんと出来ていても、レールの水平がズレちゃいます。
コレ、大切な作業

スライドレールを固定するための皿ネジビス(皿ネジ)の太さもスライドレールの説明書にちゃんと書いてあります。

指定されたものを用意しました。レールの穴サイズでピタっと収まるように。

ケチって細いものを使ったりすると、引き出しの重さでレールが下がるかも・・

スライドレールの取り付け作業取り付け作業です。

まず両端を打ち、あとから中央付近を打ちます。

左右のレールがすべて付いた状態左右のスライドレールが全部取り付きました。
(まだ中央のビス打ってないけど)

レールの間隔がバラバラなのは、取り付ける引き出しのサイズが大きく違うからです。
収納するものが違うんです。メリハリつけました。

深さのある引き出しには電話帳とかの書籍類を・・

浅い引き出しには、カットバンとか、ハンコなどの小物類を・・

小物は、深い引き出しに入れちゃうと、ほかの物に埋もれて分かんなくなっちゃうからね~(^_^;

今回購入したスライドレールは ⇒ こちら
1セット約850円くらい

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引き出し作りと、取り付け

引き出し(抽斗)本体引き出し(抽斗)本体は、厚さ18mmのラジアタパイン集成材で、四角に箱を作り、底板として厚さ5.5mmのシナベニヤを、ボンド併用でフィニッシュネイルで打ちとめただけ。

(画像の箱の板に細い溝が切ってあるのは、ここにベニヤを入れて『仕切り』にするためです。)

スライドレールには商品ごとにキャビネットと引き出しとの隙間寸法が指定されているので、それを正確に守ります。
今回は隙間12.5mmなので、両側合わせて25ミリとなります。
引き出しの巾は、キャビネットの内寸-25mmということ。

引き出しの底にスライドレールを取り付ける今回のスライドレールは底付けタイプなので、引き出しの底にそのまま固定します。


通常、スライド方式にレールではなく桟木を使う場合は、底板をこんなふうに取り付けるのではなく、側板に切った溝に挿し込むのですが、今回はレール使用なので簡単♪

引き出しをレールにはめ込み、チェックこの状態ですべての引き出しをスライドレールにはめてみました。
動きを確認! OKです。

次にいったん取り外し、下から順に前板をつけていきます。

引き出し前板の取り付け作業これは3段目の引き出しに前板をつけようとしているところです。

じつは前板だけは、最初から引き出し本体に固定するのではなく、このようにキャビネットに挿入しながらやったほうがうまくいくのです(^^)v

前板どおしの隙間を一定にするためのスペーサーすでに固定された2段目の前板の上に、スペーサーをはさんで3段目の前板を仮置きし、3段目引き出し本体とクランプで仮固定します。

スペーサーの厚みが、前板どおしの隙間になるわけです。
今回は厚さ1mmのアクリル板があったので、これをスペーサーとして使いました。

本体と前板との固定クランプではさんだ状態でそっと引き抜き、位置がズレないように引き出し本体側からビス打ち固定してしまいます。

これでOK

引き出し前板どおしの隙間をきれいに揃えるために・・

前板どおしの隙間がきれいに揃った状態

前板を最初から引き出し本体に固定してキャビネットに収めようとすると、上下の前板どおしの隙間をきれいに揃えることはとても難しいです。 なぜかというと・・
① 左右のスライドレールの取り付け高さの誤差
② 引き出し本体と、前板との、取り付け誤差

この2つが増幅されて、よほど注意深く、高精度に加工しないとうまくいかないのです。

隙間というのは、わずか1~2mmの世界なので、上下や左右の隙間が少しでも違っていると、とたんに目立ってしまいます。

ところが今回のような方法を使うと、上記①、②の誤差がいかに大きくても、上下の前板どおしの隙間はスペーサーの巾に忠実に再現されるので、仕上がりの見た目がきれいになりますよ(^^)v

取っ手の取り付け
最後に、取っ手を取り付けます。

階段下の引き出し収納
階段下の引き出し収納、完成!

すべての引き出しを出してみた状態スライドレールなので、出し入れの動きがスムーズ♪

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 引き出しの作り方