木材の準備・加工・塗装
DIYとしては作るものが大規模で、しかも2階建てで高所もあるので、地上でできることは出来るだけ地上でやってしまいます。
今回作る2階建てテラスは、ウッドデッキの材料ももちろんだけど、むしろ2階建ての構造物を支えるための構造材、まさに家の建築に準じた柱や梁・桁・母屋などがけっこう必要になります。
材料の購入先は、デッキ材は定番のウェスタンレッドシダーの2×6を、木工ランドから購入しました。
柱・梁・桁など建物構造材は、地元の盛岡にある株式会社北洲の建材・資材事業部、盛岡支店さんに依頼しました。
継手・仕口をあらかじめ加工してくれる『プレカット』と合わせて発注です。これは便利ですよ。
デッキ材
現場に取り付けてから塗装するのは面倒なので、最初に全部塗装してしまいます。
塗料はアサヒペンの油性ウッドガード、カラーはウォルナット。 キシラデコールより安価で、性能は大差ないと聞きます。
油性は乾きに時間がかかるので、あらゆる材料の中で最初に塗装に取り掛かります。
ウマの上で両面を塗装した後、桟積みの場所へ移動する際、写真のような治具を使って板を運んでいます。
こうすると手が汚れることなくGood!
けっこう大量!
建物の構造材
頼んでいたプレカット材が届きました。
プレカットとは、こちらから簡単な設計図を渡すと、そのとおりに必要な部材を刻み加工して届けてくれる便利なサービス。 個人でも頼めますよ (^^)v
かつて 『 母の家 』 も同じところにプレカットを頼んで作りました。
超!短い小屋束もこのとおり加工済み
こんなに短くても機械でできるんだ~(感心)
丸みを帯びた、プレカット独特の継手加工
写真左側端部は『腰掛鎌継ぎ』の♀側。 写真手前は『大入れ蟻掛け』の♀側仕口。
現場で組む前に塗装しちゃいます。
普通、家の構造材はこんなふうに塗装しないけど、今回はすべての部材が外に現しとなるため、耐候性や美観を保つためにも塗装は必須といえるでしょう。
この家全体の色調と調和するよう、『アイビーグリーン』のカラーを選びました。
ガーデン用の水性塗料です。臭いはほとんどなく、乾きも早い。
水性は油性に比べ耐久性がやや劣るといわれがちだけど、屋根の下で用いるので十分。
写真の太いのは梁・桁材
断面が正方形のは柱材
こちらは火打ち梁
プレカットされていない普通の材木も調達しました。
写真右から筋交い、根太、破風板などになります。 断面寸法は筋交いが60×105。 根太が60×90、横桟が45×45
破風板が24×240
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