簡易卓球台を作る
ウマさえ自作すれば、あとはコンパネを乗せて市販のネットを付けるだけ

簡単に設置できて、けっこう楽しい (^^)
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卓球台のサイズ
卓球台の大きさは、Wikipediaによると、正式な国際規格サイズは長さ2.74m、幅1.525m、高さ76㎝なんだそうです。
でも自宅の庭で遊びに使うものが欲しかったので、べつに正式なサイズでなくてもいいんです。
思いついたのがコンパネを天板として使うこと。 コンパネのサイズは長さ1.8m、幅0.9mですが、このぐらいが丁度良いんじゃないかと思って作ってみました。
高さも、子供でも楽に遊べるよう、正式な76㎝より低い、70㎝にしました。
1.8m×0.9mというサイズは、各種ある卓球台の中ではコンパクトサイズと呼ばれる大きさなそうです。
台自体は材料費2千円くらいでできたけど、ネットを含めると2800円くらい。
まあ、コンパクトサイズくらいの家庭用卓球台なら7千円台くらいから市販されてるようだし、製作手間を考えると買ったほうが良かったかもしれませんが・・(^^ゞ
ウマを作る
うちでは卓球台を自作するので、自宅の条件にあったものを作ります。その条件というのは・・・
- 荒れた土の地面に置くので、水平の調整が楽であること
- 使わないときの収納は、場所を取らないこと
- 費用が安いこと ・・・の3つです。(笑)
その結果出来たのが、上の画像のもの。 折りたたみ式の「ウマ」を2脚作り、その上にコンパネが乗っているだけです。
あとは、市販のポータブルタイプ卓球ネットを取り付けて設置完了!
使わないときは、コンパネは薄い合板だし、ウマ2脚も折りたたむので、あまり場所を取りません。
これが、自作の折り畳み式ウマ。 ご覧のとおり3本足です。

ちなみに、「ウマ」と呼ばれる作業台は、普通はこのような4本足です。
一般には水平な場所に置く前提なので4本足で良いのですが、もし傾斜地や凸凹地面に置いて水平を取る場合は、4本足だと調整が面倒

今回、簡易卓球台用に自作した3本足ウマは、このように蝶番がついていて、折り畳めます。
下部にはチェーンで開き止めを付けます。
なお、屋外なので蝶番はステンレス製
材料は、1×4材(ワンバイフォー材)をテーブルソーで縦に半割にしたもの。 軽いです。
凸凹地面に設置するときは水平器で確認しながら・・・

3本足なので、A点かB点のどちらか一方を上げ下げするだけで調整可能
あとはコンパネを乗せるだけ
こうしてウマを2台設置して・・・
その上にコンパネを乗せれば出来上がり!
じつに簡単(^^ゞ
見た目もスッキリしていい感じ♪

コンパネについて
コンパネというのはコンクリート型枠用のパネルのことで、住宅用の構造用合板とは違います。
今回使ったのはまさにコンパネで、厚さ12ミリ、表面は比較的滑らかな合板です。これはホルムアルデヒド放散量の関係などから内装には使えません。今回の卓球台も外で遊ぶ前提です。
住宅用の構造用合板でも良いですが、厚さが12ミリ無いとペラペラな感じで歪みやすく、卓球台には不向きかも・・・
厚さ12ミリ前後の合板でも、「下地合板」と称されるものは表面が比較的滑らかで良いと思います。 でも針葉樹の構造用合板は表面が節穴で凸凹しており、全く不向き。
「コンパネ」という名称が、巷でよくごっちゃになって使われているので念のため・・・
卓球用ネットを取付ける
卓球ネットは伸縮タイプのものを買いました。
値段も手頃だし、伸び縮みするから長さを自由に変えられ、取付けはバネで台を挟む仕掛けなので簡単。
コンパネ以外にもいろんなテーブルに取り付けて卓球台にすることができるようです。
ネットを取り付けると卓球台らしくなった。 (^^ゞ

完成! さあ、遊ぶのだ
ラケットも安いやつを買った。

無塗装のコンパネとはいえ、ボ-ルの弾みも丁度良く、コンッ、コンッ と心地よい音がして楽しい~♪

自作卓球台の設計図

3本足のウマは以下のとおりにしました。 (対面になっている左右のパーツごとの寸法図です。)
- 材料はワンバイフォー材をテーブルソーで縦半割にしたものを使用。 だから板の厚さは19ミリ
- 板どおしの接合はスリムビス2本留め
- 縦材の天端が横材の天端より10ミリ下がっている理由は、開いた際に縦材の天端のほうが横材よりも高くなってしまうことを避けるため。