2500円テーブルの作り方
DIYで作る、一番簡単で安上がりなテーブルかもしれません(笑)
自宅をセルフビルドしていたとき、作業台とか、ちょっとお茶タイム!に使うテーブルはいくらでも欲しいものでした。
でもそんなものは、貴重な時間とお金を費やして作るわけにはいかないので、単価の安いツーバイ材や、余った木材・ベニヤ板などを利用し、これまで大小5~6個作ってきました。
ここに紹介してるのは、1個あたりの材料費が約2500円。 材料は2×4材(ツーバイ材)と1×4材(ワンバイ材)、コンパネ(注1)などの合板、それとテーブルクロスです。
半日もあればテーブル2個を作れるくらい単純なものですが、良く見かける2×4材だけで作られたガーデンテーブルよりずっと軽いので、移動が楽です。
天板にコンパネを使うので、そのままでは全然美しくないですが、1m当たり500円のテーブルクロスを被せただけで印象が一変します。これは利用しなくっちゃ!(笑)
(注1) 合板のことを通称コンパネとよく言いますが、本当のコンパネ(コンクリート型枠用合板)は有害化学物質の発散量の関係から、内装には使用できません。 実際に購入する際は店の人に「コンパネ」と言わず、「下地合板」または「フォースターの合板」と呼ぶと良いです。
--- 目 次 ---
簡単テーブルの設計図




設計図というのも恥ずかしいくらいですが・・・(^^ゞ
1×4材で幕板を組み、四隅に2×4材の脚をビス(コーススレッド)で固定し、合板の天板を載せて上からビス留め。 一番上にテーブルクロスを被せる・・・というだけのものです。
材料費の内訳
※ 注意(追記)
このページを作ったのは平成20年代です。 以下の材料費一覧はその当時のもの。
令和の現在は木材価格が高騰しており、以下の単価のほぼ2倍くらいになっています。なので現在、2500円では到底作れません。

各パーツの寸法
ものすごく単純な作りですが、うまく作るにはそれなりのコツがあるもので・・・
DIYテーブルの工作手順

先に、天板にする合板を910×750にカットしておきます。
その後、1×4材で幕板を組んでいきます。
⇒ カットした合板を床に置き、合板のカドが正確な直角であることを利用し、1×4材を合板に押し付けながらビス留めすると、歪みません。

1×4材で幕板を「日」の字に組んだところ。
四隅のところで片方の幕板が1センチほど出ているのは、その方が割れにくく強度的にもやや有利だからというだけです。
デザイン的にはカドを合わせたほうがスッキリしますが・・(^_^;
お好みでどうぞ。

2×4材の脚を、上下逆にして幕板にビス留め。
このとき、脚の下に何か薄いもの(厚さ4ミリくらいのベニヤ板など)を敷いておきます。

逆さにするとこうなり、脚の最上部が幕板よりわずかに下がっています。
なぜこうするかというと、その方が全部組み立てたときにテーブルのガタツキを防げるからです。
また、もしも脚と幕板の天端高さをピッタリ合わせようとして、取り付けがまずくて脚のほうが幕板より上がってしまった場合、天板がガタツクことになります。 脚をわずかに下げたほうが調整しやすいのです。

脚を3本取り付けた時点で、床の上に自立させます。
この状態で、残り1本の脚を取り付けます。
こうすると、組んだ幕板が多少歪んでいたり、脚の長さが微妙に不正確であっても、テーブル全体はガタツクことなく組み立てられます(^^)v

4本脚がつきました。
脚の固定には幕板から4本ビスを打つと頑丈になり、案外ビクともしないもんです。
木工ボンドを併用すればさらにバッチシ!

合板は、下地の幕板めがけて上からビス留めするので、目標をはずさないよう、あらかじめビス打ちラインを書いておきます。
天板は目立つ場所ですが、ビス頭が並んでいても、後でテーブルクロスを被せてしまうので、全然問題なしナノダ(^^)

スリムビスで合板の天板を取り付けたところ。

床のキズ付き防止には、脚の下端に市販のクッションシートを貼っておけば良いかと・・

テーブルクロスは、天板に被せて、端を巻き込んで裏側から画鋲で留めるだけ。
簡単な留め方ですが、テーブルクロスが汚れてきたら別なクロスに模様替えするのも簡単なので重宝です。
このテーブルは基本的に室内向け。
でも常時外に出てないなら問題ないので、屋外でバーベキューするときも、軽くて移動が楽で便利ですよ(^^)v