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おすすめDIY工具 加工編

これまでに自作の家をはじめ、小屋作り、家具・建具作り、レンガやコンクリートなどの外構工事をDIYで行ってきた経験から、効率良く、正確な工作に役立つ、加工関係の便利アイテムをご紹介します。

【 目次 】

据え置き型電動工具系

先端工具・手工具系

据え置き型電動工具系

DIYを始めて少し慣れてくると、丸鋸やインパクトドライバーなどの「手持ち」の工具だけでなく、「据え置き型」の工具も欲しくなってくると思います。

据え置き型の代表選手といえば、自動かんな盤、手押しかんな盤、テーブルソーなどがありますが、これらは何ができて何が素晴らしいのか?

一口でいうと、正確な工作をするなら絶対必要! そして作業の効率が格段にアップ! ということになるかと思います。
一度手にしたら二度と手放したくなくなるこれらの工具について、さっとご紹介します。

自動かんな盤の各部の名称

木材の厚みを決める電動工具です。
例えば厚さ38mmのツーバイフォー材を材料に、これを厚さ35mmにしたい・・・なんていう場合に使います。

自動かんな盤にかければ、たくさんのパーツをすべて同じ厚さに正確にそろえることができるので、家具・建具作りにはなくてはならない工具です。
もちろん小屋作りやDIYリフォーム(外壁材、かまち枠材、見切り材などを削り出す)にも大変重宝。(^^)v

自動かんな盤を使った作業風景(板の投入) 自動かんな盤を使った作業風景(板の受け取り)

使い方は簡単にいうと、材料を一方から差し入れ、中のローラーが自動的に送る間に材料を削り、向こう側に出てくる・・・といったもので、
刃物に直接触れる機会がほとんどないため、比較的安全な工具といってもいいでしょう。

刃物の交換(刃先高さの調整)がやや面倒ですが、全般に操作は簡単で、とても重宝しますよ。

手押しかんな盤の各部の名称

木材の平面を出したり、直角を出したりできる電動工具です。
「空母の飛行甲板」のように見えるのが定盤で、定盤の中央で刃物のついた「かんな胴」が回転します。

かんな胴より前が「前定盤」、後が「後定盤」ですが、前定盤をの高さを上下させることで後定盤との高さの差を削ることができます。
ちょうど、手持ちの電動かんなを逆さにしたような構造ですね。

手押しかんな盤を使った作業風景(木端削り)1  手押しかんな盤を使った作業風景(木端削り)2

定盤に対して直角に「定規」が立っているので、この「定規」に材料の一面を押し当てながら定盤でかんな削りすることで、材料に正確な直角を出すことができるのです。

完全な正方形断面の角材を量産する方法

表面が凸凹していたり反れてたりする荒材からでも、手押しかんな盤と自動かんな盤を使えば、直角精度の高い完全な正方形の角材をたくさん削り出すこともできます。

その手順はというと・・・

【 手順1 】
荒れた材木の断面イラスト手押しかんな盤で基準面を削った後

こんな断面の荒材があったとすると、まずはどこかの面を手押しかんな盤にかけて平面を出します。
この平面が『基準面』となります。 仮に第1面と呼びましょう。

【 手順2 】
手押しかんな盤の定規に第1面を当てて、第2面を削る

次に材料を90度回転し、第1面を手押しかんな盤の定規に押し当て、第1面の左側面を削ります。

定盤と定規は正確な90度に設定してあるので、削り上がった第1面と第2面は正確な直角になります。

【 手順3 】
自動かんな盤で厚みを削る複数本をまとめて削っている様子

次に自動かんな盤を使います。
自動かんな盤では投入した材料の上面を削ることになるので、第1面を下にして自動かんな盤に入れ、対面側を削ります。

【 手順4 】
自動かんな盤で最後の面を削る仕上がった完全正方形の断面

材料を90度回転し、今度は第2面を下にして自動かんな盤に入れ、対面側を削ります。

これで四隅はすべて直角になるんですが、さらに完全な正方形にするため、手順3と手順4を交互に繰り返し、目的の寸法になるまで自動かんな盤で少しずつ削っていきます。

最後は、自動かんな盤の目盛を目的の寸法にセットし、目盛を変えない状態で手順3と手順4を行うと、完全な正方形断面の角材が出来上がり!

複数本まとめて入れることが出来るので、作業も速いです。

例えば角材が10本必要なら、10本とも自動かんな盤の目盛を変えない状態で投入することにより、寸法が完全に同じパーツがそろいます。

テーブルソーの各部の名称

丸鋸を逆さに置いたような工具です。 人によっては「丸鋸盤」とか「卓上丸鋸」なんて呼ぶ場合もありますね。

丸鋸の場合は材料を固定して工具(丸鋸)を動かすけど、テーブルソーは反対に、工具を固定して材料を動かします。

テーブルソーが得意なのは・・・
 1、巾が一定の、縦長の材料を切り出すこと。 縦挽きが得意。
 2、小さな材料をカットすること。
 3、多数のパーツを、長さをそろえてカットすること。

細長いパーツを大量に切り出す

同じ巾の細長いパーツを大量に切り出すのは、テーブルソーが最も得意とするところ。

テーブルソーを使った作業風景丸鋸でも平行ガイドをセットすれば同じ巾で縦挽きできるけど、丸鋸の場合はベースが材料の上にしっかり乗っていないといけないので、ある程度巾のある材料しか扱えないですね。

その点、テーブルソーは小さな材料でも「押し棒」などを利用することで安全にカットできるし、材料をフェンスに当てながらカットするので精度も高いです。

先端工具・手工具系
下穴錐アダプター


コーススレッドなどのビス類を打ったときに材料が割れないよう、または楽に正確に打ち込めるようにするには、あらかじめ『下穴』をあけるのが常道ですが、皆さんは下穴をあけるときにビットの交換をどうしていますか?

ビスを打ち込むための『ドライバービット』を抜く ⇒ 『下穴錐』をセットして下穴をあける ⇒ 下穴錐を抜いて再びドライバービットをセットし、ビスを打つ

・・・という手順でやるのは、打つ本数が多いと面倒ですよね。

この下穴錐アダプターは、ドライバービットの上にそのままワンタッチで装着・脱着ができるので、ビットを抜き差しすることなく下穴をあけることができるんです。

私はいつも腰袋に下穴錐アダプターを入れています。 作業が速くていいですよ!

下穴錐アダプターの着脱方法

自由錐を電気ドリルにセットした状態


木材や石膏ボードに対して、ダウンライト(天井埋め込み照明器具)の穴あけ、エアコンダクトの穴あけなどの、30~120mm程度の穴あけが出来ます。

もちろんサイズは調整可能。 きれいな真円で穴があきますよ。

厚さ4mm程度のベニヤ板から円を切り抜き、好きなサイズの円を描くテンプレートを作ることも得意なので、「円」のある作品作りには重宝するはずです。

 ダクト用の穴あけに使った例

自由錐で構造用合板穴あけ自由錐を電気ドリルにセットし、室内側の構造用合板から穴あけしています。

合板を貫通した状態合板を貫通しました。
すぐ外側の透湿防水シートをはがしてみます。

外壁(スギ板)にも、中心点の穴があいているのが分かりますね。
今後はこの中心点を目安にして外側から穴あけします。

外壁に自由錐で穴あけ外壁にも穴をあけました。貫通です。

外壁にダクト用スリーブを取り付けダクト用スリーブを取り付けたところです。

換気口の取付け完了このような換気口の新規取付けにも使えますね。




パワーピット


穴あけの径を15~45mmまで自由にセッティングできるのがこのビットのいいところ。

代表的な径のビットを何本か揃えておけば要らないように思うかもしれませんが、例えば22mmなど馴染みのないサイズだと、決まったサイズのドリルビットでは無理。

自由にサイズを微調整して穴をあけられるビットは、1本持っていると様々な工作に役立ちます。

ドアノブ取付け用の穴あけ
ドアノブの取付け手順2 ラッチの挿入ドアノブの取付け手順3 ドアノブ本体を挿入

上の画像は自作ドアを作っているときのものですが、ドアノブを取り付ける際に、いろんな穴を指定のサイズであけなくてはならないので、パワーピットが大活躍!
ちなみに画像のAはラッチを通す穴、Bはレバーハンドルの角芯を通す穴、Cはロックの角芯を通す穴です。

パワーピットの刃を穴あけ径に合わせ、レンチで締め付け   
センターガイドドリル


丁番(=蝶番)を取り付けるなら、是非持っておいた方がいいと思いますよ。
丁番の穴の、キッチリ中心に下穴をあけられます。


これを使わずに、普通に穴の中心らしいところに下穴をあけようとしても、木目が邪魔して中心から大幅にズレたり、穴が斜めに入ってしまったりということがよくあります。↓↓↓

丁番を固定するネジ打ちの成功例と失敗例


下穴あけが拙いと、ビス留めしたときに丁番が押されて曲がってしまったり、ビス頭が浮いたりして見た目が悪いだけでなく、下手すると肝心の扉の開閉がうまくいかなかったりするのです。

丁番を取り付ける機会の多い方には、センターガイドドリルは重宝すること間違いなし!

丁番の取付け前丁番を取り付けるために、穴の中心に下穴をあけたいとき・・・

センターガイドドリルで穴の中心に下穴をあけるセンターガイドドリルをワンタッチで装着して、下穴あけ。

これは前述の『下穴錐アダプター』と同様、根元部分をスライドさせるだけで、ドライバービットを交換することなくワンタッチで着脱できます。

成功した穴あけきっちり丁番穴の中心に下穴があきました。

↓↓ 名称は「手すり用」だけど、もちろん丁番にも有効

面取皿錐


下穴あけと面取りの加工が同時にできるビットです。

コーススレッドなどの皿型のビスを打ち込むと、特にSPFなどの軟らかい板や合板では、打ち込んだ部分の周囲にササクレができたりして荒れることが良くあるし・・・↓↓↓

ビスを打った箇所の周囲が荒れた状態

逆に、とても硬い材料(例えば広葉樹のナラなど)にビスを打ち込むと、皿の部分が潜り込まずに浮き上がった状態で止まってしまいます。

なので、状況に応じて、皿の部分がスッポリ収まるように、あらかじめ面取りしておいたほうがきれいに仕上がります。

皿錐で削った面取り きれいに収まったビス頭

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