足場のレンタルについて
個人のセルフビルドで足場を借りる
自分で家を建てるとき、けっこうやっかいなのが 足場をどうするか? ・・という問題。
1度しか使わないのだから、そのために足場材を購入するのはいかにも無駄だしね。
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セルフビルドの現場で足場をどうするか?
2階建ての家を作るならしっかりした足場は必須だけど、今回のように平屋の場合は、法的にはともかく実際問題としては、必ずしも鉄パイプを組んで作る
The 足場!みたいなものがなければ出来ないということはないのです。
大きめの脚立が2台あればその間に足場板を掛け渡し、移動しながら作業すれば大抵カバーできるし、軽トラックの荷台を利用したりとか・・・身の回りのものを利用してなんとかやっている人が多いと思います。
実際、以前は工房や物置小屋もそんな方法で作りました。

過去に2階建て自宅を作ったときの足場は、知り合いから「枠組み足場」を借りて組みました。
でも今回はプレカット業者さんとの打ち合わせの中で、「足場と棟上げをセットでやってくれるサービスがありますよ。」と紹介され、価格的にも納得できるものだったので、業者に頼むことにしました。
自宅を作ったときのように30代だったら、体力活用!節約優先! のスタイルを選んだと思いますが、もはや50代で腰痛持ちだしね・・(^_^;
その業者さんは㈱東京BK足場いう会社で、TB上棟システムという、足場架設撤去と棟上げ作業に特化したサービスを全国展開されているとのことです。 私が依頼したプレカット業者さんは住宅建築も手がけているので、東京BKさんをよく利用しているということでした。
(以下、東京BKさんをこのページでは「足場屋さん」と呼ばせていただきます。)
足場屋さんは足場架設計画を事前にたてるため、事前にこちらから平面図や立面図を送ってあります。 棟上げ数日前に担当者と現場で打ち合わせしたのですが、このような概略図を持ってきてくれました。

家の周囲をビケ足場でグルリと取り囲むのはもちろんなんですが、棟上げ後に私が野地板張りをするのに楽なように、野地合板を屋根の上から取りやすい位置にクレーンで持ち上げ、乗せていってくれます。
これはセルフで施工する身として楽ができましたよ。(^^)v

足場架設撤去の価格
架設・撤去と60日間のレンタルで93,000円でした。(税抜き)
使ってみると、やっぱり専門の足場はいいもんですねー
いざ作業してみると、丁度いい高さでちょうどいい作業が出来るというか・・・快適でした。やっぱり自分で作る足場モドキとは違う(笑)
足場のレンタル期間
私の場合は最初の契約は60日間でした。 もし延長するならば、1日当たり400円加算になりますという説明を受けました。
まあ平屋で小規模な家だし、60日あればなんとか軒天や外壁まで終われるだろうと考えていたのですが・・・
普通にやっていれば確かに60日で終われたでしょう。でも施工途中で母が亡くなってしまい、気力がなくなった上に冬の積雪に覆われ、春になってようやく気を取り直し、外壁工事を終えたところで5カ月以上オーバーしてしまいました。
本来は7万円近い延滞料金が発生するはずだけど、実際に請求されたのは4万円強。 さすがにタダにはなりませんでしたが、(^_^;←ちょっと期待した(笑) 大幅に値引きしてくれたのでありがたかったです。
工事内容にあわせて、足場の高さも変えてくれる
さらに良かった点は、工事が進んで足場の高さを変えたくなると、契約期間内であれば足場屋さんに連絡するとやってきて、あっという間に高さを変えてくれることでした。

最初は、足場板は5段目に設置されていました。
この高さは、破風板・鼻隠しなど、軒先の工事や雨どい工事などするときに丁度いい高さ

次に、外壁張りの段階になり、足場屋さんに連絡すると、すぐにやってきて、あっという間に足場板を1段下げてくれました。
本当は3段目にするのが標準らしいけど、私の場合は地面を歩いただけで頭がぶつかりそうなので、4断面が丁度いい。
もちろんこの辺は施主の希望どおりにしてくれますよ。
この高さだと、上部の外壁を施工するのに丁度いい感じ。
もし最初のとおり5段目だと高過ぎてやりにくい・・
この家には西側に1か所出窓があるんですが、いざ出窓を作ろうとしたら足場が邪魔で工事出来なくなりました。
足場屋さんはビケ足場の部材の予備を何本か現場に置いて行っているので、自分で組み替えようと思えば出来ないこともなさそうでしたが、足場屋さんに連絡してみると、やっぱりやってきて組み替えてくれました。
要するに足場の安全についても保証しているわけだから、施主(または足場以外の業者)が、たとえ少しといえども足場を勝手に組み替えることはダメなんだそうで・・・ 言われてみれば確かにごもっともm(_
_)m
私としては、こんなわずかな作業のためにワザワザ呼ぶのも申し訳ないなぁという気持ちだったのですが、そういうことではないのですね。