キッチンパネル(不燃化粧板)を貼る
切り方、窓抜き方法、貼り方・・ DIYの施工方法
キッチン周りの壁は、タイルだと目地の部分が汚れやすいので、わが家ではメラミン樹脂の不燃化粧板を貼っています。いわゆるキッチンパネルです。
最初はキッチンを業者に取り付けてもらうときに同時に貼ってもらったのですが、表面がツルツルで拭き掃除がしやすいうえ、硬くてキズがつきにくく、汚れや熱にも強いということで気に入っています。
「こりゃー、いいもんだ!」ということで、少し貼り増しすることに・・・
油汚れが気になりだしたレンジ前面横の壁に、ホームセンターで見つけたキッチンパネルをDIYで施工してみました。
施工は意外に簡単! でももう少し価格が安ければいいのにな~
使用したキッチンパネル

これが私の購入したキッチンパネル。
タキロン株式会社の不燃化粧板「セラリエX」というものです。
厚さ3ミり、サイズは巾910で、長さは2420ミリ、1210ミリ、605ミリの3種類ありましたが、画像は長さ1210ミリのもの。
これでもやや余る予定なので、少しカットすることにします。
きれいです。表面がテカテカ光っていていい感じ♪
正確な価格は忘れてしまいました。1枚8000円くらいだったと思います。決して安いものではないですねー。
それでもタイルを貼るよりは安価なのだそうですが。
キッチンパネルの施工方法

ホームセンターのキッチンパネル売り場には、このように、施工方法が書かれたパネルが貼ってありました。
ということは、DIYで貼る人もけっこういるのかな?
もちろん施工説明書もついてくるので、施工方法に悩むことはありません。

わが家の場合は、取り付ける場所の下地は石膏ボードです。
石膏ボードはもちろん、下地としてはタイル壁、耐水合板、モルタルなんかも良いそうですが、ビニルクロスの場合は、クロス自体がはがれるおそれがあるため問題アリなんだそうです。
現状では壁面から不凍栓のハンドルやらコンセントやらが出っ張っているため、キッチンパネルの該当部分に穴(窓抜き)をあけなければなりません。
もしも穴の位置がずれてしまうと、高いキッチンパネルが無駄になってしまうので、慎重に計測しましたよ。

コンセントプレートやガス漏れ検知器も取り外し

不凍栓の室内バルブも取り外し
不凍栓やコンセントは取り外しておきます。
コンセントなどの穴に合わせてキッチンパネルに穴をあけ、キッチンパネルを貼ってから、コンセントプレートを被せれば、きれいに納まるのです。
コンセントプレートの外し方、取付け方について、詳しくはこちらをご覧下さい
⇒ コンセントの外し方・取付け方
キッチンパネルの切断方法


その後、切り込みラインを折り曲げます。

曲げを何度か往復させると、パッキンッ! と折れてしまいます。これで切断完了。
切断面のバリ取り

切断面はケバだっているので、木片にサンドペーパーを巻きつけて、擦って滑らかにします。
ガラスっぽい感じの素材なので、手袋をしていないと手を怪我しそうな雰囲気・・・
( 写真では軍手をしていますが、革手袋のほうが良いです。)
窓抜き加工
コンセントのあった部分などに合わせて、キッチンパネルを窓状に切り取る必要がありますが、これは以下の手順でやります。

まずはジグソーのブレードが通るサイズで、ドリルで穴開け

次にジグソーのブレードを通し、ジグソーでカット。
切断面をきれいにするためには、ドリルは表側から、ジグソーは裏側からかけたほうが有利。 化粧面から刃が入るようにするということです。
ジグソーの刃は下から上にすくい上げるようにカットするので、刃が化粧面から入るように、キッチンパネルは裏面を上にして行います。
反対にすると、化粧面側に毛羽立ちが出やすいです。 これはフローリングのカットなども全く同じ。
見切り(ジョイナー)を被せる
パネルの周囲には、このようなジョイナーと呼ばれる見切り材を被せておくときれいに納まります。カッターナイフで簡単に切断できるので、所定の長さにカットして使います。


パネルの厚み(3ミリ)にぴったりサイズです。

キッチンパネルの加工終了(^^)
下地への貼り方
寸法を合わせて切断したキッチンパネルの裏面に、施工説明書に従って、付属の両面テープを貼り、さらに接着剤を塗ります。

キッチンパネルの裏面がフローリングと同じ色なので、よく分からない画像ですね(^^ゞ
これをコーキングガンにセットして押し出します。

接着剤が乾かないうちに、下地に押し付けて終わり。
裏面に貼った両面テープが、キッチンパネルと下地を密着させる作用をするので、そのままの状態で接着剤が固まるまで保持できます。
この後、不凍栓のバルブや、コンセントプレートを被せて元に戻します。

完成!
パネルを貼らなかった残りの壁には珪藻土を塗りました。