簡易水栓トイレのパッキン交換など

簡易水栓トイレを使っている皆さん、本来溜まるはずの『溜まり水』が溜まらなくなることはありませんか?
簡易水栓トイレは、便皿に水を溜めることにより、便槽からの臭気をこの「溜め水」で遮断するものですが、肝心の「溜め水」が溜まらなくなるときがあります。そうなると臭気が漏れたり、使用しにくくなったりと大変です。(^_^;
水が溜まらなくなる原因は、便皿とパッキンの密着が悪くなることによって溜め水が漏水すること。
水が溜まらなくなったときの対処法としては
1、尿石除去剤によって便皿の付着物を取り除く
2、便皿パッキンを交換する
・・・という方法があります。うちで成功している方法をご紹介します。
1、尿石除去剤によって便皿の付着物を取り除く
便器なので、長く使用していると便皿にどうしても汚れ(尿石等の付着物)が付く傾向があります。
付着物が多いと当然、便皿とパッキンの密着が悪くなるので、定期的に便皿表面を付属の掃除棒で水洗いするのが通常のお手入れなんですが、
それでも汚れが固くて落としにくくなったときは、尿石除去剤で付着物を除去するのが良いです。
尿石除去剤はいろいろ使ってみましたが、うちの例では、デオライトなんかではほとんど効果がなかったです。お金の無駄になっちゃいました。
たけど、スカットワンは断然効き目が良かったですね。何度ももお世話になりました。
尿石除去剤はただ入れるだけなので簡単。
それでも、さすがに10年ほど使っていると、いくら尿石除去剤を使っても水が溜まらなくなってしまいました。
2、便皿パッキンを交換する
長年使っていると、パッキンが経年変化で変形したり固くなったりして、便皿とパッキンの密着が悪くなり、溜め水の漏水によって水が溜まらなくなるというわけです。
この場合は「便皿」パッキンを交換する必要があります。
① 便皿パッキンの入手
うちの簡易水栓トイレのメーカーは『ロンシール機器株式会社』
本社は東京。 営業所は全国で札幌、仙台、長野しかないようですので、一番近い仙台営業所に電話してみました。
すると担当者は曰く、パッキンの価格は2,100円だけど、今回は代金をいただきませんとのこと。
べつにクレームをつけた訳じゃなく、単に水が溜まらないことの相談をしただけなのに、担当者が何を勘違いしたのか、なんだか機器の初期不良による保証みたいな感じになっちゃった。10年以上使用してるんだけどね。
まあいいか(^^ゞ
品番などは、トイレの取扱い説明書を見て調べるか、分からなければ営業所に電話して便器の品番などを伝えれば通じます。
便皿パッキンの形状



② 交換作業
送られてきたパッキンには取付け説明書が同封されていたので、これに従ってやってみます。
担当者曰く、「取付けにはコツがあるんですよ。」とのことだけど、その「コツ」とやらがどうも言葉で説明するのが難しいらしく、やってみるまで不安でした。
なにしろ古いパッキンを取り外してしまうので、新しいパッキンがうまく入らなければヤバイですぞ・・(・・;)
で、実際にやってみたところ、1回で成功!とはいきませんでした。
それどころか、5~6回失敗して、さすがに焦っちゃった。((;゚Д゚))
気を取り直し、落ち着いて冷静にやってみたところ、うまくはまりました。(^^)v
どうも担当の人が言っていた「コツ」とはこのことだな・・と思えたことを、説明書の写しとともに書いてみます。

あらかじめ、希釈した石鹸水にパッキンを漬けておき、入りやすくします。
石鹸は細かく刻んで、ぬるま湯で解かしました。



取説①のように最初に1か所、パッキンの溝を便器本体の突起にかけて、その後、取説②③のように順次移動していくわけですが、ここで焦ってはいけない!
最初の①箇所は常に押さえておきながら、少しずつ、気持ちとしては1cmくらいずつ押し込みながら移動していく感じ。
当然、片手では無理で、両手を使うことになります。
最後に近くなると、パッキンの残った部分がかなり歪んだ格好になるけど、これを焦って一気にはめ込もうとすると、なぜか本来の位置より下にズレてしまうんです。
つまりきちんとはまらないわけです。
よって、最後の最後までしっかりと押さえながら『1cmずつ』移動させていく感じでやれば良いようです。
すでにはめ込まれた箇所を常に押さえておき、決して手放さない。これがコツ(^^)v
