DIY的 レンガの敷き方(準備編)

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DIY施工の敷きレンガ(ブリックヤードダブル)
敷地東側に敷いた平板タイプのレンガ
DIY施工の敷きレンガ(リージェンシー)
アプローチに敷いたレンガ

DIYで庭作りをする人は多いと思います。 私も、家本体を自分で作ったので、庭ももちろんDIYですよ(^o^)┘

中でも『レンガ敷き』は、一見簡単そうに見えて取っつきやすいのですが、テキトーにやるとラインが曲がったり凸凹ができたりと、あんまりカッコ良くない。 うちの近所でもそのような例がチラホラ見られます。

水平・直線がビシッ!と決まって、長期的に凸凹にならないようにレンガを敷くには、やはりそれなりにコツがあるはずで、私も事前に本を買って読んだりネットを見たりして十分(?)勉強してから取り掛かりましたよ。
結果、『思いのほかビシッ!と出来た!』と、自己満足レベルに達したのでした。(^^)v
  ( 経年変化はおいおい追加アップしますね)

以下、DIYでレンガを敷くための基礎知識や準備、実際の施工手順についてまとめてみます。

レンガ敷きは4ページにわたっています。全体の目次は以下のとおり

レンガ敷きの断面構造パターン

断面構造というと大袈裟だけど、要はレンガの下地などをどうするか? ということで、 下地を砂にするのか、あるいはドライモルタルか、またはモルタルか。 その下の砕石の有無や、レンガの目地の有無、境界レンガの有無や固定の仕方等々で、たくさん選択肢があります。

 ちなみに、パターンは大きく分けてこんな感じ 

土の上に直接レンガを敷き並べる。
よほど真っ平に土を均さないと、綺麗な仕上がりにならないような気が・・・ 

 左記の『目地有り』タイプ 

下地は砂のみ。 砂で真っ平な面を作るのは簡単。 土が堅くて、しっかりしていれば良さそう。
ただし、寒い地方では冬越しで凍上し、型崩れしやすいと思われる。 

 左記の『目地有り』タイプ 

砂の下に採石層を設けてしっかり転圧することで、強固な地盤にする。 私の採用したパターン 

左記の『目地有り』タイプ
目地をドライモルタルにするとやがて固まり、レンガ同士は固定される。 

車道など、重量物が通る場所では、下地をコンクリートやモルタルにすることもあるようです。 でもDIYでは普通そこまですることは無いと思いますが(^_^;

いずれのパターンでもエッジ、つまり境界レンガは是非あったほうが良いと思います。
私が読んだ本には、『 エッジ(境界)は、敷いたレンガが施工時や施工後に崩れないようにしておくことが目的 』とあり、その方法がいくつか例示されていました。

『 同じレンガを縦使いにして埋め込む 』とか、『 枕木を使う 』という方法も紹介されていますが、境界の材料が何にしろ、単に『 置く 』だけより、やはりモルタルで固定したほうが強いので、私はそのほうが良いと思います。


で・・・数あるパターンの中から、私が採用したのはコレ ↓↓↓

 敷きレンガの断面構造の例 

なぜこのパターンに決めたかというと・・・

下地は砂と砕石

歩くのが主に人であり、乗用車のような重量物が通ることがないので、下地は砂と砕石で十分と判断 (ただし砕石の転圧は十分に・・) 砕石は、うちの環境では沈下や凍上を防ぐために必要不可欠と思いました。

砕石はプレートを使ってビシッ!と転圧しましたよ(^o^)┘
転圧機械(プレート)はHCから1500円でレンタル

目地は無し

目地が無いほうが施工がラクだし、見た目もスッキリ
もし施工後、部分的に凸凹ができても、目地無しだとレンガは後で取り外しできる。このため、凸凹部分を取り外して砂を追加して均し、元に戻すことができる。⇒ 失敗が少ない。


目地無しのほうが自分的には好み(^^)

一部目地有りにしたところもあります。 目地にドライモルタルを詰めるので、レンガは完全に固定されてしまい、取り外し不可

境界レンガをモルタルで固定する

先に境界レンガを敷いて固めてしまうので、この時点で境界レンガさえ高さと水平・直線がきちんと出来ていれば、後は境界レンガを基準に砂を真っ平に敷き均すことが簡単にできる。
 ⇒ 真っ平な敷きレンガを作りやすい。

さらに、境界レンガをモルタルで固定しているので、これが『堤防』の役割を果たし、長期にわたり砂が横へ逃げることがない。
 ⇒ 型崩れしにくい。

というわけです。(^^)v

 DIYレンガ敷き(下地の砂を平らに均す治具)
境界さえ出来れば、あとは簡単♪
※ エッジレンガ = 境界レンガ
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レンガ敷きのデザインパターン

ランニングボンド
ランニングボンド
バスケット
バスケット
ハーフバスケット
ハーフバスケット
ヘリンボーン(90度)
ヘリンボーン(90度)
ヘリンボーン(45度)
ヘリンボーン(45度)
ジャックオンジャック
ジャックオンジャック


いろいろ有るけど、特にヘリンボーンの45度タイプは端のカットが大変そう~(^_^;

自分としては比較的楽でカッコイイと思った『ランニングボンド』にしました。
これは巷で一番よく見かけるデザインパターンですね。

こういうパターンを組むためか、普通の敷きレンガのサイズは、縦横が常に1:2の比率になっています。
ダブルサイズ・・つまり平板タイプのレンガは正方形なので、デザインパターンは特になく、目地が真っ直ぐ。

実際施工してみて気が付いたのですが、注意すべきは、同じ種類のレンガでも、カラーが違うとサイズの誤差が大きかったりすること!
私はブリックヤードというレンガを購入した際、『ゴールド』と『タン』の2種類を混ぜて使うことにしたんですが、測ってみると『タン』のほうが『ゴールド』よりどれも若干サイズが小さいのです。(2ミリ程度)

おそらく、材料となる粘土の質が違うため(それでカラーが違うのかな・・・)、整形時は同じでも、焼き上がると土の収縮率などの違いでサイズに誤差がでるのではないかと・・・あくまで個人的な想像ですが。

縦横のサイズが多少小さくても、目地に珪砂を詰めるためそれほど問題ないのですが、厚さもやや薄いため、下地の砂をキッチリ水平に均しても、『ゴールド』と『タン』のレンガを隣同士に敷いた場合はわずかに段差ができてしまいました。
まあ、神経質にならない限り大したことない範囲ですが、ちょっとガッカリ

カラーを混ぜて敷くとリズム感が出て面白いですが、この点、お気を付けになったほうが良いと思います。


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レンガ敷きに使う材料と価格

主役のレンガ以外に、レンガを下支えする砕石や砂・セメントなどが必要だけど、それらの入手法やお値段などを・・・

 

砕石

砕石(さいせき)は『切り込み砕石』とか『クラッシャーラン』とも呼ばれ、読んで字の如く、大きな石を人工的に砕いて作った素材。

これに対して『砂利(じゃり)』は、川の力で長い年月をかけて自然に削られ、カドが取れて丸くなっているため、見た目も、砂利と砕石では明らかに違います。

砕石は一般的に大きさの違う石が混じっていて、一番小さいのは、それこそ砂粒のようなものから、大きいのは40ミリとか50ミリとか・・・

大小いろいろ混じっているから、振動をかけて締め固めると、小さい石が隙間を埋め、しかも石が角張っているから石同士がかみ合い易く、締固めに適した素材とされています。

公共の道路工事なんかでは、最も締め固めやすいように粒度バランスを調整した『粒度調整砕石(略して『粒調砕石』)』が使われるほど。

砕石を買う際も規格があり、一番大きい石のサイズをもとに、『40~0(よんじゅうぜろ』や、『25~0(にじゅうごぜろ)』などがあります。
例えば25~0というのは、最大25ミリ程度の石から、下は限りなくゼロに近い小さな石まで混じっているというもの。

私がレンガ敷きの下地に使ったのは25~0です。 砕石層の厚さが5㎝程度しかないので、40~0のような最大4㎝の石では大き過ぎ、25~0くらいがちょうどいい感じですね。

 4tダンプ一台分の砕石
25~0の砕石 2.5リューベ  これで4tダンプ1台分


砕石は砕石会社から直接買えます。 電話帳で「砕石・砂利」あたりを探せばいいです。
建材店を通じても買えるし・・・、馴染みの建材店があればそのほうがラクかな。

ただしリュウベ単位、つまり立法メートル(=1000リットル)単位だし、4tダンプ1台を頼むと2.5リュウベも来ます。 小山ひとつ買うという感じ (^_^;

個人のDIYで、自宅にレンガのアプローチをちょっと作るためにこんなに多くは要らん! 袋詰めで小分けに売ってないのか? と思っちゃうけど、なぜかホームセンターでは砂利は置いてるのに採石は無いんですよね~(うちの地方だけかな?)

『路盤材』という名前で袋詰め砕石を売ってるという話を聞いたこともあるけど、私は見たことないです。 仮に袋詰めがあったとしても、単価的にはおそらく非常に高くつくと思います。

砕石は、レンガ敷きの下地以外にも、ウッドデッキ束石やフェンス基礎の下地、小屋などの建物基礎の下地、ちょっとしたコンクリートを自分で練る際の材料としてなど、じつに様々な用途に使えるものです。
余ったら、敷地内のぬかるんだ場所にでも敷くとかなり改善されるので、余って困ることは少ないかと・・・

これから庭作りDIYを、アレもコレもいっぱいやる場合は、まずは砕石をダンプ1台分買っておくのがオススメ (敷地に余裕がある場合ですが・・)

ちなみに砕石の購入価格は2.5リューベ(立方メートル)で11.000円+税=11,550円でした。
リューベあたり単価は 4,620円
(砕石は地区によって価格の変動がかなりあるとも聞きます。あくまで参考に)

 

砂は、レンガ敷きの下地クッションとして、最終的にきっちり平らに均すために絶対必要だし、モルタルを使う場合はメインの材料になります。

ホームセンターで20kg袋入り砂を売っているので、施工規模が小さければ、これを何個か買えば十分
もっと大規模に庭作りDIYをやる・・・という場合は、これも砕石と同じように砕石会社からダンプで運んでもらったほうが断然安上がりです(^^)v

川砂
川砂 1.5リューベ ダンプから
袋入り川砂
袋入り砂 20kg

砂の単価は、私の購入実績では・・・
 袋入り砂(ホームセンターから)  20kg入り一袋 297円
 ダンプ巻出しの砂(砕石会社から) 1.5リューベで 7,800円+税=8,190円 つまりリューベあたり 5,460円

~ 上記2つを比較してみる ~

 砂の比重を1.6 として計算すると、20kg入りは 20÷1.6=12.5 リットル
 1リューベは 1,000 リットルだから、1,000÷12.5=80袋分
 5,460円÷80袋=68.25 となり、ダンプで買った砂は、20kg入り袋に換算すると約68円
 297円と 68円 なので、4倍以上の単価の差がありました。

 

セメント

モルタルを使う場合はセメントが必要
袋詰め25kg入りのものがホームセンターで400円ほどで売られています。

これを直接買って乗用車に積んでくるくるのもいいけど、なにしろ重いし、やはりセメントの粉が少しついていたりするので、私のようなボロ車で多少汚れても全然気にしない人向きかな(笑)

たくさん買うなら、ホームセンターの無料トラック貸出しサービスや、配送サービスを利用したほうがいいかも・・・

注意すべきは、セメントは水と反応して固まるため、保管場所が雨のあたるところは論外で、湿気の多いところも避け、あまり長期間保管しないほうがいいです。 ひと冬越したりすると固くなっちゃいます。

袋セメント
袋セメント 25kg入り
 

珪砂

珪砂(けいさ)というのは、粒子が非常に細かい、ガラス質の砂

レンガはサイズの誤差があるため、目地無しで敷きつめても必ずわずかな隙間ができます。
インカ帝国の石垣のようにするのは困難(笑)

そこで、この「わずかな隙間」に珪砂を詰めて、レンガが動かないように固定するわけです。普通の砂よりずっと細かく、面白いように隙間に吸い込まれていきますよ(^^)

目地に入れるだけなので、そんなに多くは要らないです。 うちでは全部で約21㎡のレンガ敷きをしましたが、珪砂はこの1袋(15kg入り)で十分間に合いました。 

袋入り珪砂
袋入り珪砂
珪砂を左官ブラシで目地に埋めている
珪砂を左官ブラシで目地に埋めているところ
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レンガ

さて、主役のレンガです。

国産レンガはサイズもJIS規格で決められているそうですが、レンガ売り場の大半を占める輸入レンガは名称もサイズもバラバラ
そりゃ、いろんな国がそれぞれの規格で作るから当然そうなるのでしょう。

レンガは「敷きレンガ用」と「積みレンガ用」に大分けできるんだそうで、一般に敷きレンガは厚さが薄く、積みレンガは厚い。 そして敷きレンガは目地無しでピタッと納まるように幅と長さのサイズの比がきっちり1:2なのに対し、積みレンガは必ず目地モルタルが入るため、目地幅を見込んでレンガ自体のサイズはきっちり1:2より幅がやや短いんだそうですよ。

でも私の場合、最も重視したのはやはり「色・見た目・質感」
完全に「好み」の世界なので、苦労して作った後で「え~、こんなのヤダ。カッコワルイ!」と言われないよう、レンガ選びの際は、売り場に妻を連れて行っていっしょに選びます(^_^;

私が購入したレンガはこの4種類

リージェンシー(シングル)
リージェンシー(シングル)
アプローチに敷いたレンガ
サイズは W115*L230*H40 単価 98円 
ブリックヤード(ダブル)
ブリックヤード(ダブル)
敷地東側に敷いたレンガ
サイズは W230*L230*H40 (ダブルサイズなので正方形)
単価 198円を180円に大口割引
スクラチレンガ・コボル
スクラッチレンガ・コボル
ブリックヤードの境界として使用
サイズは  単価 118円
シャッフルレンガ・ミックス
シャッフルレンガ・ミックス
花壇の積みレンガとして使用
サイズはW97*L195*H45 単価 78円のところ特価58円
  ちなみに・・・ 

レンガの購入と運搬について

レンガは重くてかさばるので、マイカーで運ぶのは、数十個なら可能だけど何百個となるとちょっと無理
何回かに分けて運ぶのも非効率だし・・

でもホームセンターで何百個も買うと、無料または格安で自宅まで配達してくれるので便利ですね。
私もこれを利用しましたが、積み込みも荷卸しも係員さんがやってくれるので、とても楽ができました。

店によって違いがありますが、私が利用したのは以下の2社

ホームセンター・コメリ 敷地東側に敷いた平板タイプのレンガ208枚を購入

1万円以上買うと配達無料!
通販サイトもあるので、買うレンガが決まっていれば、直接購入できるようです。
⇒ 通販サイト・コメリドットコム
ホームセンター・ホーマック アプローチに敷いたレンガ270枚を購入

重さ250kgまでは525円、500kgまでは1050円で配達してくれました。(近隣市町村)

さて、自宅まで運んでくれた後は、当然パレットに積んだレンガをトラッククレーンで降ろすのだろう・・と想像していたら大違いで、なんと係員が手作業で降ろすのでした(;゜д゜)
いや~、ご苦労様です。

ちなみに、レンガはやはり実際に現物を見て触って、納得してから購入したほうが良いと思いますよ。
これは私の体験談ですが、以前、某通販サイトで気に入った色のレンガを見つけ、試に16枚ほど買ってみたのですが、届いたものを実際に触ってみたら、思っていたよりガサガサ・スカスカでイメージと全然違いました。
それに、ホームセンターの配達サービスと違って、一般の通販でレンガのような重いものを買ったため、レンガ本体と同じくらい送料がかかっちゃいました(^_^;

レンガ敷きの道具

水平器を長い板に固定したもの
水平器
真っ直ぐで長い板に結び付ければ、さらに長い距離を測れるよ~
小さな水平器
水平器(極小)
レンガの上に置いて2方向の水平を確認できるので便利
ダイヤモンドホイールを装着したディスクグラインダー
ディスクグラインダー
ダイヤモンドホイールを装着すれば簡単にレンガをカットできる
石頭槌とタガネ
石頭槌(左)とタガネ(右)
レンガやブロックを切ったり欠いたりするのに使用
ゴム槌
ゴム槌
レンガの水平を微調整するとき便利。無くても、適当な木の棒で代替可。個人的にはゴム部分より柄の方をよく使う
左官ブラシ
左官ブラシ
珪砂を目地に入れたり、掃除したり・・・なにかと便利
 モルタルを使う場合は、さらに・・・ 

古いバケツや洗面器など
バケツは砂やセメントの計量に。 洗面器には水を張り、コテやスポンジを水に漬けておく。
合板の切れ端は、目地のドライモルタルを押し締めるために役立つ。
古い衣装ケースはモルタル練りや巻き出しに使う「フネ」という左官道具の代わりとして。
レンガゴテと目地ゴテ
コテ類
左がレンガゴテ、右が目地ゴテ
目地ゴテは各種の巾を用紙しておいたほうが良い。(特に巾の狭いものは、無いと困る)
スポンジ
スポンジ
水に濡らしたスポンジで、レンガに付着したモルタルを拭き取る。
大きいものが使いやすいというが、なかなか入手できないので、台所用スポンジを使用。
十分使えるけど消耗が激しいので複数個用意
さて、準備編はこのくらいにして、次は実際に作業を始めますよ~ 次へ
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