ダンボールで収納箱を作る
型板を作れば、同じサイズを安価に大量生産できる (^^)v

カラーボックスに丁度収まる箱を量産する
頻繁に使うわけではないけれど捨てられない書類というのは、山ほどあるものです。
家電の取扱説明書類、社会保険関係、確定申告書類、土地建物権利関係書類、各種保険関係から、手紙、年賀状、各種の資料や写真、パンフレット類まで・・・
これらを皆さんはどのように保管していますか?
すべてをファイリングするのも面倒だし、ファイリングしにくい書類もある。 ファイリング自体、決して安いものではない。
引き出しに保管するのは理想だけど、費用がかかりすぎる。 かといってダンボール箱に詰めただけでは、使い勝手が悪すぎる。
そこで、材料費が非常に安い「ダンボール」を利用し、同一サイズの収納箱を、自分で簡単に大量生産する方法を思いつきました。
A4サイズの書類が程よく入り、手頃な深さ。 市販のカラーボックスに無駄なく収まる大きさです。
蓋がついているので埃を被ることなく、書類が吹き飛ぶ心配なし。
市販のカラーボックスの一桝につき3個保管できます。2段式カラーボックスなら6個、3段式なら9個ですね。
書類を使用するときは箱ごと取り出し、蓋をあけて作業した後、また元に戻すというやり方。これがけっこう扱いやすいんです。



材量はダンボールなので、大き目サイズのダンボールがタダで手に入るなら、ほとんど費用ゼロで、収納箱をいくらでも増産できます。 私はかれこれ30個以上作ってきました。
作るときは テンプレート(型板)を使うので、何も考えなくても同じサイズの箱を量産できるわけです。
ただし、無料で手に入るダンボールは、サイズはともかくとして厚みがあり過ぎることが多いので、やはり少し作りにくい面があります。 それでも一応作れるし使えますけどね・・・
一番いいのは、ダンボールシートという、コンパネのように一枚の板状になったダンボールを使うのが作りやすいです。 私は近所のホームセンターで、コンパネと同じサイズ、即ち90cm×180cmで、厚さ5ミリのダンボールシートを購入して作ったものが多いです。
1枚250円ほどのシートから収納箱を3個作れるので、このダンボ-ル製収納箱は1個当たり約80円程度で作れることになります。
市販の収納箱
でも頑丈そうで、ラベルも付いてる。 ダンボールとは違います。(^^ゞ
ダンボール収納箱の作り方
まずはベニヤ板で型板を作ります。 これさえ作ってしまえば、後は型板にそってカッターナイフでダンボールを切っていく単純作業となります。 このダンボール書類箱作りは、型板作りがすべてと言っていいくらい。
書類箱は中身と蓋から構成させているので、型板も当然それぞれのが必要になるわけですね。
型板は、厚さ4ミリのシナ合板を利用しています。
中身用型板と各部の寸法


蓋用型板と各部の寸法



中身用も蓋用も、折り曲げて箱にするために、切り込みが必要です。
ダンボールの厚みも考慮して3~5ミリ程度のスリットを型板に設けておきます。
制作手順
ダンボールに型板を乗せ、型板にそってカッターナイフでカットしていきます。
型板にそって切るだけなので、何も考えなくていい (^^)v
スリット部分もカットします。 この際、スリットの右側と左側に、きちんとカッターを入れます。
折り目の目印の位置は、鉛筆などでマーキング
スリットの部分は、細いながらも巾があるので、切り取っておきます。
ここは折り曲げる場所なので、ダンボールの厚みを考慮しておかないと、うまく折り曲げられないのです。
カット終了
折り曲げるときは、何か定規のようなものを当てるとやりやすいです。
重なり合う部分に木工ボンドを塗り・・・
C型クランプなどで圧着します。
この際、5cm四方程度のコンパネ端材をたくさん用意しておくと便利。
クランプだけでは均一に圧着できないので、コンパネ端材でダンボールを挟んだ上からクランプを掛けるといいです。

上記の方法で作るとかなり丈夫な箱が出来るんですが、クランプ等の道具がない場合は出来ないですよね。
もっと簡単にやるには、
両面テープで接着し、剥がれないように要所をホッチキスで留める
という簡易な方法もあります。 これだとボンドが固まるまで待つ必要もなく、すぐに完成します。
蓋(画像左)と、中身用(画像右)ができました。
蓋をかぶせるとこんな感じ。 これにて1箱完成。 型板を使って簡単・大量に作れますよ ♪