DIY日曜大工で家をつくる
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ダンボールで収納箱を作る

型板を作れば、同じサイズを安価に大量生産できる (^^)v
カラーボックスに収まるダンボール収納箱 ダンボール収納箱
最終更新日 2024年1月19日


格安または無料で手に入るダンボールを使い、同じサイズの収納箱を効率良く大量生産する方法についてご紹介します。

カラーボックスに丁度収まる箱を量産する


頻繁に使うわけではないけれど捨てられない書類
というのは、山ほどあるものです。

家電の取扱説明書類、社会保険関係、確定申告書類、土地建物権利関係書類、各種保険関係から、手紙、年賀状、各種の資料や写真、パンフレット類まで・・・

これらを皆さんはどのように保管していますか?


すべてをファイリングするのも面倒だし、ファイリングしにくい書類もある。 ファイリング自体、決して安いものではない。

引き出しに保管するのは理想だけど、費用がかかりすぎる。 かといってダンボール箱に詰めただけでは、使い勝手が悪すぎる。

そこで、材料費が非常に安い「ダンボール」を利用し、同一サイズの収納箱を、自分で簡単に大量生産する方法を思いつきました。

A4サイズの書類が程よく入り、手頃な深さ。 市販のカラーボックスに無駄なく収まる大きさです。


蓋がついているので埃を被ることなく、書類が吹き飛ぶ心配なし。

市販のカラーボックスの一桝につき3個保管できます。2段式カラーボックスなら6個、3段式なら9個ですね。

書類を使用するときは箱ごと取り出し、蓋をあけて作業した後、また元に戻すというやり方。これがけっこう扱いやすいんです。

カラーボックスに収まるダンボール収納箱 ダンボール収納箱の本体と蓋


材量はダンボールなので、大き目サイズのダンボールがタダで手に入るなら、ほとんど費用ゼロで、収納箱をいくらでも増産できます。 私はかれこれ40個以上作ってきました。

作るときは テンプレート(型板)を使うので、何も考えなくても同じサイズの箱を量産できるわけです。


ただし、無料で手に入るダンボールは、サイズはともかくとして厚みがあり過ぎることが多いので、やはり少し作りにくい面があります。 それでも一応作れるし使えますけどね・・・

一番いいのは、ダンボールシートという、コンパネのように一枚の板状になったダンボールを使うのが作りやすいです。

私は近所のホームセンターで、コンパネと同じサイズ、即ち90cm×180cmで、厚さ5ミリのダンボールシートを購入して作ったものが多いです。

1枚250円ほどのシートから収納箱を3個作れるので、このダンボ-ル製収納箱は1個当たり約80円程度で作れることになります。

ダンボール収納箱の作り方


まずはベニヤ板で型板を作ります。 これさえ作ってしまえば、後は型板にそってカッターナイフでダンボールを切っていく単純作業となります。 このダンボール書類箱作りは、型板作りがすべてと言っていいくらい。

書類箱は中身と蓋から構成させているので、型板も当然それぞれのが必要になるわけですね。
型板は、厚さ4ミリのシナ合板を利用しています。

中身用型板と各部の寸法


型板(テンプレート)の実物写真と寸法は次のとおりです。寸法の単位はミリです。

中身用(本体)の型板 中身用型板の各部寸法

蓋用型板と各部の寸法

蓋用の型板 蓋用型板の各部寸法

ダンボール折り曲げ部分のスリット


中身用も蓋用も、折り曲げて箱にするために、切り込みが必要です。

ダンボールの厚みも考慮して3~5ミリ程度のスリットを型板に設けておきます。

制作手順

型板をダンボールに当ててカッターナイフでカット

ダンボールに型板を乗せ、型板にそってカッターナイフでカットしていきます。

カッターナイフでカット

型板にそって切るだけなので、何も考えなくていい (^^)v

スリット部分もカット

スリット部分もカットします。 この際、スリットの右側と左側に、きちんとカッターを入れます。

折り曲げ位置をマーキング

折り目の目印の位置は、鉛筆などでマーキング

スリット部分のダンボールを切り取っておく

スリットの部分は、細いながらも巾があるので、切り取っておきます。

ここは折り曲げる場所なので、ダンボールの厚みを考慮しておかないと、うまく折り曲げられないのです。

折り曲げる前の状態
カット終了


ダンボールを折り曲げて箱を作る

折り曲げるときは、何か定規のようなものを当てるとやりやすいです。

木工ボンドの塗布
重なり合う部分に木工ボンドを塗り・・・


クランプで圧着

C型クランプなどで圧着します。

この際、5cm四方程度のコンパネ端材をたくさん用意しておくと便利。
クランプだけでは均一に圧着できないので、コンパネ端材でダンボールを挟んだ上からクランプを掛けるといいです。


サイトマスコットのキツネ

上記の方法で作るとかなり丈夫な箱が出来るんですが、クランプ等の道具がない場合は出来ないですよね。

もっと簡単にやるには、
両面テープで接着し、剥がれないように要所をホッチキスで留める

という簡易な方法もあります。 これだとボンドが固まるまで待つ必要もなく、すぐに完成します。


蓋と本体の、箱の出来上がり

蓋(画像左)と、中身用(画像右)ができました。

蓋を被せた状態

蓋をかぶせるとこんな感じ。 これにて1箱完成。 型板を使って簡単・大量に作れますよ ♪

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書いた人 ・ 運営者

氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。




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