DIY 日曜大工で家をつくる

換気扇の取付け・交換方法 DIY

このページでは、3種類の換気扇について、自分で取付るための施工方法をご紹介します。

自宅につけたトイレ用換気扇、浴室用換気扇(天井埋込換気扇)、それと、自宅隣の工房棟につけた一般の台所用換気扇です。 


なお、我が家の家全体の換気は、24時間換気システムによるものです。これも自分で施工しました。
 参考ページ ⇒ 24時間換気システムを取り付ける

トイレ用換気扇(人感センサー付きパイプファン)

トイレの壁に取り付けた人感センサー付きパイプファン。 ナショナル FY-08PTR6
電源はコンセントから取るタイプですので電気工事士資格が要らず、誰でも取付けや交換ができます。

◆ トイレ用換気扇の取付け手順


1、換気扇の位置を決める


人感センサー付きの場合は注意点があります。後述。

2、外壁にパイプを通す穴をあける


商品に付いてくる工事説明書にしたがって、適応するパイプを通すための穴をあけます。
私が購入した換気扇ではφ100のパイプを通すことになっていて、塩ビ管のVP100、VU100 のどちらでもOK。 これを通すための穴のサイズはφ115mmと記載がありました。
窯業系サイディングなどの堅い外壁に、このような穴をあける方法については後述します。

3、パイプと換気扇を固定するための下地枠を壁内に組む

トイレ用換気扇取付け位置に穴をあける トイレ用換気扇取付け位置に挿し込んだ塩ビパイプ

工事説明書を見る限り、下地枠は必ずしも必須ではないようですが、やはりグラグラしがちになると思うので、野縁などの角材で枠を組んでおいたほうが良いでしょう。

換気扇には2個のビス穴があるので、ここからビスを下地枠に効かせ、しっかりと固定することになります。
パイプについても、内側から下地枠にビス留めすればきっちり固定されるので安定感が違います。


注意すべきは、パイプは外に向けて1~2%の下り勾配をつけて固定しなければいけない(外からの雨水の逆流を防ぐため)ので、そうなるように、外壁側の穴の高さをよく確かめながら木枠を組みましょう。
実際に塩ビパイプを木枠に挿し入れ、勾配をチェックしながら木枠を固定すると良いです。

※ この換気扇の取付けは、家をセルフビルドしている途中の、壁に断熱材(グラスウール)を入れて防湿シートを貼り終えた時点で行いました。
もっと早く、断熱材を入れる前にやっていれば楽だったんですが、段取りが悪いですね~


4、パイプを通し、所定の長さでカットする


この換気扇は構造上、パイプは内外の壁から6ミリ以内しか出してはいけないことになっているので、長さの精度が重要です。

うまくやるには、パイプの内側から下地に向けてビスを打って仮固定し、その状態でパイプのカットライン(内側も外側も)をサインペンなどでぐるりと一周墨付けしてやるといいです。
そのまま切ってもいいけど、やりにくいので、一旦取り外してから作業台の上で正確に切ると良いでしょう。

ちなみに、塩ビパイプを切断するには、ノコギリを使うよりもディスクグラインダーの切断砥石で切ったほうが、速くきれいに切れます。

5、内壁(石膏ボードなど)を張り、パイプとの隙間をコーキングする

パイプの周囲をコーキングで塞ぐ 取付け前の換気扇(裏側から見た様子)

※ この画像は後日、壁に珪藻土を塗った後の、換気扇の掃除のときのものですが・・(^^ゞ

ボードは当然、パイプの部分はくりぬいています。
外壁側も、パイプとの隙間をコーキングで塞ぎます。

6、換気扇を取り付ける

換気扇をパイプに挿し込み、ビス留めする ルーバーを被せる

換気扇本体の左右にあるビス穴から下地の木枠にビス留めしてしっかり固定します。
最後にルーバーを被せて室内側は完了。

7、外壁側にはベントキャップやパイプフードを取付ける

外壁に取り付けたパイプフード 取付け完了したトイレ用換気扇

外側にはベントキャップやパイプフードを取り付けてすべて完了です。

◆ 人感センサー付き換気扇の場合は位置に注意!


人感センサー付き換気扇とは、人がトイレに入ってくればセンサーが感知して自動的に作動し、人がいなくなれば数分後に切れるというタイプです。

なので、いちいち換気扇のスイッチを入切せずに済み便利なんですが、 人感センサーが作動するための「感知範囲」というのが決まっているので、換気扇を取り付ける位置に注意が必要です。

人感センサーがついていないシンプルな換気扇なら価格はぐっと安くなるのですが、ちょっと奮発しました。(^^ゞ



◆ 壁にパイプ用の穴をあけるための、DIY的な裏ワザ

窯業系サイディングにあけた穴にパイプを通した


現代の一戸建て住宅の外壁には、窯業系サイディングが多く使われていますね。
換気扇を取り付けるためには、外壁にパイプを通す穴をあける場合が多いですが、窯業系サイディングのような堅い材料に直径十数センチの穴をあけるにはどうすればいいでしょう。

プロはホールソーを使うことが多いようですが、我々素人がそのような何万円もする工具をたった1~2回のために購入するのも不経済ですよね。なにか良い方法がないでしょうか?

私は最初、ジグソーに鉄鋼用や新建材用のブレードをつけてやってみたこともありましたが、かなり時間がかかったりして良くありませんでした。

「これは使える!」 と感じた方法はディスクグラインダーを使うことです。けっこうスピーディーに作業できます。
以下がそのやり方です。

同じパイプを使って丸いカットラインを墨付け外壁サイディングの内側から切り込むためのカットラインを墨付けします。
現物と同じパイプがあれば、それを定規にするのが正確で良いですね。

切断砥石を装着したディスクグラインダーディスクグラインダーに切断砥石を装着します。
この写真は鉄鋼用ですが、ダイヤモンドホイール(カッター)もOK・・・ていうかそっちの方が優秀。

ディスクグラインダーで切り込んであけた丸穴 通常、ディスクグラインダーでは曲線は切れませんが、角度をかえながら少しずつ丸く切り込みを入れていきます。

余計なところを切り込まないように慎重に作業して、だいたい丸くなったところでポンと叩けば、ポッカリと丸い穴があきます。


内側から見るとこのように余分なキズが多いんですが、外側から見るとおおむね丸い穴になっていますよ。

あけた穴に換気扇用の塩ビパイプを通す換気扇のダクトとなる塩ビパイプを挿し込んでみます。
( これは外側から見た様子 )

隙間をコーキングした隙間をコーキングして完了!

この後フードを被せるので、コーキングしたところも完全に隠れます。

 
浴室に取り付けた天井埋込型換気扇 FY-17C8

1、取付け前の準備

天井埋込型の浴室用換気扇です。

当初につけた浴室用換気扇は、購入したユニットバスの付属品として付いてくるものでした。

ユニットバスの据付は業者が行ないますが、その前にDIY建築をしている側が準備しておくことは、壁に穴を開けてアルミダクトを通しておくことです。

窯業系サイディングの外壁にあけた径100mm程度の穴

トイレ用換気扇のとき同じやり方で外壁に穴を開けます。

アルミフレキダクト(ホース)を通し、隙間をコーキングし、断熱材(グラスウール)を入れ、防湿シートを張って準備OK
もちろん、ダクトの外壁側にはフードを取り付けます。

外壁を貫通した穴にアルミフレキダクトを通す

2、換気扇取付け(最初)

これがユニットバスの天井部分とダクトの関係です。 ユニットバスの天井には換気扇用の開口部があるので、ここに浴室用換気扇が採り付くわけですね。
ユニットバスの据え付けを業者に依頼すると、換気扇も含めて取付けしてくれます。

ユニットバス天井部分の換気扇開口部とアルミフレキダクトの位置関係

ユニットバスの据付工事が終わってから自分でダクトを接続しようと思っていたら、お風呂据付業者さんがすべてやってくれていました。(アルミテープで巻くだけですが・・・・)

浴室用換気扇を天井裏から見た様子 浴室用換気扇を室内側から見た様子

写真左側の黒いのが浴室用換気扇です。右側の白い箱は、オプションでつけた浴室暖房乾燥機です。

換気扇やダクトの修理やメンテナンスが容易にできるように、お風呂の洗い場に踏み台を置いて、ユニットバスの天井のフタをあけて頭を出すと、ちゃんと換気扇などに手が届くようにできているんですね。


3、換気扇の交換(DIY)

あれから16年が経過し、浴室用換気扇から異音がするようになったので、新しい換気扇をネットで購入し自分で交換しました。

このタイプの換気扇の電源は、コンセントから取るのではなく屋内配線の電線を接続することになるので、電線接続作業だけは電気工事士の資格をもっていないと出来ないことになります。
(私は持っているのでOK)

ちなみに「第二種電気工事士」の資格は、学歴・経験関係なく誰でも試験にさえ合格すれば取れるものなので、DIY好きな方ならば、楽しみながら勉強して取っておくと、非常に便利ですよ。(^^)v
第二種電気工事士の資格を取る方法はこちらのページを参照してください。

 ⇒ 第二種電気工事士の資格を取るには

では順に、交換・取付け手順をご紹介します。

1、何はともあれブレーカーを落とす

作業前に分電盤のブレーカーを落とす

屋内配線を切ったり繋げたりする作業があるので、該当する回路のブレーカーを落としておきます。
これを忘れるとヤバイ・・・

2、古い換気扇を取り外す

交換前の、古い浴室用換気扇を天井裏から見た様子

ユニットバスの天井点検口から覗いてみた換気扇。 これを取り外すため、まずは電源線の接続部分を解除し・・・

ダクトと繋いでいるアルミテープを剥がす

ダクトとの接続部分に巻いていたアルミテープを剥がします。

古い換気扇を室内側から見た様子

次に室内側から、古い換気扇のルーバーを取り外し・・・

ルーバーを取り外した状態

換気扇本体は4本のビスでユニットバス天井に固定されているので、これを外します。

古い換気扇を取り外し、開口部から天井裏が見える

天井裏が見えました。(^^)
ここの開口部は18cm角くらいです。  開口部にある4本のビス穴にはネジ山が切られているので、ここにビスを効かせるわけです。

3、新しい換気扇に電線(ケーブル)を接続する

パナソニックの換気扇 FY-17CB

これがAmazonで購入したPanasonicの天井埋込型換気扇
品番は FY-17C8 で、必要開口部 177mm(18cm程度)、ダクトの径100mmに適応しています。

電線とアース線の連結端子

配線関係は、換気扇を取り付けてから天井裏でやってもいいんだけど、あらかじめやっておけるものがあるなら室内でやっておいたほうが、狭い天井裏で作業するより良いでしょう。

今回は電源ケーブルの換気扇への接続をあらかじめやっちゃいます。 ケーブルを1mほど取付け、天井裏で分岐に接続します。 アース線も天井裏でやります。

電源用電線(VVFケーブル)の被覆を剥く

電工ナイフ、ペンチ、ワイヤストリッパを使ってケーブルの芯剥き

工事説明書に記載された段むき寸法どおりに加工したケーブル

被覆を剥く長さなどは換気扇の工事説明書に明記されているので、それを守って加工します。

電源ケーブルを繋いだ換気扇

接続は、連結端子の穴に電線を挿し込むだけ。 中途半端にならないよう、しっかり奥まで挿し込んで、裸電線が見えないようにします。

4、新しい換気扇を固定する


さて、この状態で換気扇を開口部から挿し入れ、固定してしまいます。
とはいっても、この換気扇はこのままでは開口部から全部挿し入れることができない(途中で引っ掛かる)ので、本体とアダプターを分離して別々に入れるようになっていました。

換気扇本体とアダプターを分離させる

アダプターを先に入れ、本体を後から入れて天井裏で合体させます。

羽根が回転すると風圧でシャッターが開く仕組みのようで、試しに手で羽根を回してみたらスッとシャッターが開きました。動きが非常に軽~~いです。(^^)v

天井裏に仮に設置した状態

全体が天井裏に入った時点で、これを固定するためには室内側からビスを打つのですが、その位置は正確にユニットバス天井の穴に合わせなくちゃなりません。
そのため、まずは目視でわかる手前の1か所に目星をつけ、一旦換気扇を取り外します。

固定用のビス穴(下穴)をあける

その箇所に下穴をあけ・・・

( ちなみに換気扇側にはビス打ち穴などは一切ありません。下地の状況に合わせて対処しろってことですね。)

最初の1か所をビス留め固定する

まずは1か所ビス打ちして仮固定。

残り3か所のビス留め位置に、ユニットバス天井側から下穴をあける

残り3か所は、ユニットバスの天井鉄板にあいているビス穴側からドリルビットを入れて、換気扇に下穴をあけちゃいます。
( 一番向こう側は物理的に無理だったので、ここもなんとか目視でやりました。)

4か所すべてのビス留め固定が完了した

4か所すべて、ユニットバス天井鉄板にあいている穴と正確に一致させてビス留めすることができました。
これで換気扇自体の固定は完了。

5、ダクトや電線を接続して、取付け完了へ

アルミテープ

ダクトと換気扇を接続するためのアルミテープです。 剥離紙をはがして貼りつけます。

アルミフレキダクトと換気扇をアルミテープで巻く

アルミテープを巻いて完了!

アース線を接続し、天井裏の作業は完了

アース線を繋ぎ、あらかじめ繋いでおいた電源ケーブルは近くの別のケーブルと接続し、こちらも完了!

ルーバー取付け用のバネをつまむ

ルーバーを取り付けるにはバネをつまんで狭め、換気扇本体の取付け穴に差し込みます。

商品としてはルーバー付属のものとルーバー無しのものがあるので、換気扇本体だけ交換するならルーバー無しを購入するといくらか節約できますね。

ルーバーを取り付け、換気扇の交換作業を完了

天井埋込みの、浴室用換気扇、交換完了です。(^^)v




( 一般用換気扇 )

よく見かける一般的な換気扇です。ホームセンターで買いました。

これの取り付けは簡単ですね(^^)

小屋に取り付けました。

裏側はこうなっていて、グレーの部分が木枠の中に埋め込まれ、見えなくなる部分です。

上の鉄板に2本の突起(ネジ)が見えますが、これは取り付けの際に換気扇を仮固定するためのもの。

壁に固定するための木枠です。内側の枠は換気扇本体寸法より3~4ミリほど大きく作り、外側の木枠は壁のスタッドとツライチ(面を揃える)になるようにします。

取り付け場所の壁は2×4工法で増築した部分なので、2×4材で枠を作っています。

すでに壁を作ってしまっていたので、換気扇を入れるための穴をあけます。

まずドリルで丸穴をあけ、ジグソーで四角にくりぬきます。

くりぬいた穴に木枠を挿入

木枠の室内側は、ツライチ(面を揃えること)になっています。

スタッド(構造材の縦枠)からビスを打ち、木枠を固定します。

これで換気扇を挿入する窓ができました。

換気扇の前面カバーをはずして、取りあえず仮にはめてみます。
うまくいきました。

一旦取り外し、内装壁を張ってしまいます。換気扇は内装仕上げ材の上からはめ込みます。

換気扇の固定は、正面の4箇所の穴から木枠にビス打ちするだけです。

前面カバーを被せ、換気扇取り付け完了

外から見るとこうなっています。

木枠と外壁仕上げ材の接触面はコーキングし、見栄えをよくするために開口部周りに飾り枠を打ち付けました。
飾り枠は白ペンキを塗ったスギ板です。

換気扇のヒモを引くと、画像に見えるシャッターが開きます。


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