屋内配線図記号の読み方など
![配線図の一例](P1090230-11.jpg)
配線図の一例
照明器具やスイッチ、コンセントなどを示す、代表的な配線図記号とその意味をあげてみます。
照明器具の記号
シーリングライト(天井直付け照明)
照明器具の中で一番一般的なのがおそらくコレ。
大抵は天井の引っ掛けシーリングにはめ込んで回せば固定できます。
ダウンライト(天井埋め込み照明)
![ダウンライトの画像](DSC08709-1.jpg)
天井に丸穴をあけ、照明器具を差込み固定して、電線を直接結線します。
ダウンライトはお洒落でイイ感じ♪
シャンデリア
![シャンデリアの画像](P1090234-111.jpg)
うちのは質素なモノですが・・(^_^;
ペンダント
![ペンダント照明の画像](P1090231-111.jpg)
天井からぶら下がるタイプの照明器具
ブラケット(壁付け照明)
![ブラケットの画像](DSC05712-1.jpg)
白熱灯の壁付け照明はこういう記号になります。
このタイプもお洒落~な感じがして、個人的には大好きです。(^^)
蛍光灯
![蛍光灯の画像](P1090102-111.jpg)
画像のものは天井直付けなので、親切に書くには記号の○の中に「CL」と記載します。
引っ掛けシーリング
![引っ掛けシーリングの画像](DSC08711-1.jpg)
これ自体は照明器具ではないですが、取り付ける器具が決まっていない場合は、取りあえず天井にコレをつけておけば良いでしょう。
大抵の照明器具は、これに引っ掛けて回して固定できますから。
スイッチの記号
3路スイッチ
![3路スイッチの画像](P1090235-11.jpg)
![ホタル付き3路スイッチの画像](DSC08694-11.jpg)
これは埋め込み型の3路スイッチ。
「黒丸」の横に「3」と書いてあります。 ちなみに、普通のスイッチは「黒丸」のみ。
3路スイッチは、普通のスイッチにあるような「ON」の側を示すマークはなく左右同じです。(画像左側)
ただし画像右側のスイッチではマークが見えますが、じつはこれは3路のホタルスイッチでもあり、 消灯しているときはこの窓がほのかに光って、スイッチの位置を知らせてくれます。
普通のタンブラスイッチはマークがただの黒線なので違いがわかります。
パイロットランプ付きスイッチ
![パイロットランプ付きスイッチの画像](DSC08695-1.jpg)
ホタルスイッチとは逆に、通電しているときにパイロットランプが点灯するため、 例えばウチでは、水道管保温ヒーターのスイッチなどに使っています。
(照明と違い、見た目では通電しているかどうか分からないものに向いている。)
ワイド型スイッチ
![ワイド型スイッチの画像](DSC08700-1.jpg)
普通のスイッチの記号は黒丸だけど、ワイド型は45度傾けた四角
コンセントの記号
2口コンセント
![2口コンセントの画像](DSC08718-1.jpg)
2口以上は右側に数字を・・。 3口コンセントは「3」と書きます。
接地極付きコンセント
![接地極付きコンセントの画像](DSC08714-1.jpg)
電極のほかに接地極のあるプラグを差し込めます。
画像は、ウチの工房に置いてあるテーブルソーの専用コンセント
接地端子(アースターミナル)付きコンセント
![接地端子付きコンセントの画像](DSC08698-1.jpg)
アース線を繋ぐターミナルがついているので、洗濯機や暖房便座などのコンセントに使ってます。
防水コンセント
![防水コンセントの画像](DSC08715-1.jpg)
屋外につけるのはコレ
外壁に穴をあけて、これの裏側からケーブルを通してます。
その他
分電盤
![分電盤の画像](DSC08697-1.jpg)
電柱から引き込まれた電線はメーターを通って、まずは分電盤へ・・・
ここで各回路に分かれて配線されていきます。
VVF用ジョイントボックス
![ジョイントボックスの画像](211-311.jpg)
ケーブルは必ずジョイントボックスの中で接続させます。
画像のものは、ベースの上で電線を繋ぎ、透明なカバーを被せるタイプ。
電線
![電線の画像](DSC08616-11.jpg)
天井裏などに隠蔽させる線は、このように実線で記し、露出配線の場合は点線の表記になります。
電線を種類を、例えば画像下の、VVFケーブルの2mm3芯であれば、線の脇に「VVF2.0-3C」と表示します。
配線図の例
第二種電気工事士の資格を取って自分で屋内配線をしたとしても、実際に電気が使えるようにするには、電気屋さんに頼んで、電柱からの引き込み工事と、電力会社への申請をしてもらわなくてはなりません。申請するには配線図が必要です。
だから第三者が見ても分かるような、ルールに従った配線図を書いておかなくてはならないんですが、これは第二種電気工事士の勉強をするときに覚えられます。面倒だけど・・(^^ゞ
配線図の記号の種類は多いですが、その中で、実際に住宅の配線で使われる記号はそれほど多くないので、たとえすべてを電気屋さんに依頼する場合でも、このページに揚げた記号だけでも覚えておけば便利ですよ(^^)
ココとココにこういうコンセントが欲しい・・・なんて伝える場合もあるはずだし。
参考までに、下の画像は私が書いた自宅1階の配線図です。手描きの下手な絵ですが、実用に足りました
照明の回路とコンセントの回路は分けているので、ひとつの紙にまとめると煩雑になるため、別々の図面にしています。
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氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。
![](daiku_nokogiri_kiru.png)
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。