DIYで木製物置小屋作り

地元森林ボランティアグループの人たちと協力して、スギの間伐材を主体にした木製物置小屋を作りました。
作り方全工程をご紹介します。
ほとんど無垢材を使い手加工しているので、結構手間はかかっていますけど・・
自分たちで作るというDIYの楽しみ・充実感の方がメインかな。
面積は3坪ですが、室内部分は2坪です。 天井高さがあるので、山作業に使う高枝切りノコや刈り払い機なども余裕で収納できます。
当初はイナバなど市販の物置も考えたそうですが、やっぱり木製がいい。
しかも、この際だからDIYでやろう! ということになり、お手伝いさせていただきました。
設計と、材料などの手配、作業のダンドリ、墨付け刻みや建具製作などの細かい部分を私(管理人)が担当し、作業は週2回ほどで計9回、グループの人たちが毎回6~7名くらいずつやってきてDIY建築を楽しみました。
ちなみに、一人だけで80万円で作った12坪の小屋もあります。
こちらのページからどうぞ
⇒ DIY 12坪小屋作り
クリックすると、そのページに飛びます。
山から木を切り出す
なんと! この小屋づくりは自分達でスギの木を間伐して運び出すところからはじまっているのです。
森林ボランティアの人たちの本領発揮!
水盛り・遣り方
基礎工事
生コン、鉄筋、ブロックを使い、施工は簡単だけど小屋としては十分な強さの基礎をつくりました。
刻み
柱は梁などのホゾ刻みもすべて手刻みしました。
玄関横には2本の丸太柱が・・・
丸太にホゾをつくるコツは?
建て方(棟上げ)
今日一日で建物の姿が突如出現。 やはり在来工法は建て方が面白い!
屋根
施工が簡単で仕上がりも美しい「アスファルトシングル」による屋根葺き
なお、屋根作りに先立って『水切り』も自作しちゃいます。
間柱・筋交い
筋交いを入れ、建築金物をバシバシ打って建物を強固に固めます。
もう地震がきてもビクともしないハズ・・
外壁
木製物置小屋というからには、外壁も内装も当然木製。
スギの板をよろい張りにして外壁をつくりました。
こういう風に横張りするのを下見板張りといいます。
建具づくり
小屋の入り口は一間巾で、両開きの引き戸で出入りします。
2×6材をかまち、スギ板を鏡板にして木製建具を自作しました。トリマーが大活躍です。
内装・仕上げ・完成
合板(ベニヤ板)を貼ればアッという間に出来るけど、無垢にこだわる木製物置としては、内装もやはりスギ板を貼るのでした・・・
外側を塗装して、建具の建て付けを調整し、入り口にデッキをつけて完成!!
大雪が降る前に間に合って良かった(^o^)

自分で住処を作れるようになろう!
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ご自分で家を建てるために、きっとお役にたつと思います。
氏家誠悟(seigo uziie)
2004年からこのサイトを運営している個人です。自分で家2棟、小屋2棟をセルフビルドしました。「自分でわが家を作る本。」の著者です。